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骨董と人間は古いほどいい??
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院長コラム

骨董と人間は古いほどいい??

2014/01/15

明けましておめでとうございます 。

皆様、お正月はどのように過ごしましたか?私は、以前から興味を持っていた映画「利休にたずねよ」を見てきました。最初に原作(第140回直木賞を受賞した山本謙一の同名小説)を読んで興味を覚えたからです。映画の感想については、まだ上映中ですので控えることにします。

 原作を読みながら感じたのは、茶室や茶道具のすばらしさでした。私自身は茶の湯の嗜みはありませんが、とても興味を惹かれました。さっそく、焼き物や骨董の本を買い込んでいろいろ読んでみました。もともとは“粘土の塊”にすぎない焼き物に何故価値が生まれるのか?有名人(たとえば利休)が「いい」と言ったからか?それもあるでしょう。が、素直にその作品を(手に持って)みた時、何か心打たれるものがあるからではないでしょうか?誰かの真似ではなく、それぞれの個性があるからだと思います。古くなれば、さらに希少価値が付加されるのでしょう。

 では、人間はどうでしょう?この世に同じ人はいません。それぞれに時を重ね、成長し、老いてゆきます。しかし、全員が“骨董品”のようになれるかというと、そうでもありません。次第に体力は衰え、醜くなってゆきます。それでも光り輝く人はいます。私達の時代にも「人間国宝」と呼ばれる人達がいます。利休もそうであったと思います。己の美学を追求し、誰にも屈しなかった。だからこそ、時の権力者(豊臣秀吉)に恐れられたのでしょう。しかし、このような人は稀です。しばらくすれば、存在したこと自体、忘れ去られてしまいます。それでいいのだと思います。多くの凡人達がいたからこそ、今の私達がいるのです。

全員が骨董品にならなくてもいい。自分自身が「悪くない」と思える人生を送れれば幸せだと思います。 今年1年、しっかり年をとりたいものです。
 

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