2014/09/19
NHKのBSプレミアムで、フォークソング特集を放送していました。まあ、私たち世代にとっての“なつメロ”なのですが、とても楽しく拝見しました。私が子供の頃、私の両親が“なつメロ”特集を観ているのを横目で眺めて、すっかり覚えてしまいました。私のお気に入りは、ペギー葉山の「南国土佐を後にして」と織井茂子の「黒百合の花」でした。という訳で、老人施設に行った際に入所者の方(80歳~90歳)が聞いている音楽は殆ど知っていて一緒に歌えました。職員がとても不思議がって言いました。「先生、いくつですか?」と。
話を戻します。フォークソングです。テレビでは南こうせつさんが司会でした。まだ、「かぐや姫」としてデビュー前のアマチュア時代に、素人の勝ち抜き番組に出ていた頃から知っています。伝説の岡林信康やフォーク・クルセダース(帰ってきた酔っ払い)、五つの赤い風船、赤い鳥・・・、みんな若かった。それが今では60過ぎのおっさん(おばちゃん)になってしまって。聞いている人達も同年代。ジーパン姿で頑張って歌っているけど声が出てない。でも、それで十分。一緒に年をとって、今も元気で歌っている姿を見るだけで勇気がもらえる。力が湧いてくるのです。60歳を過ぎた人達が「若者たち」を大合唱してもいいと思います。
先輩方、みなさんも昔は若かった。こんな筈じゃなかった、と思っているあなた。もう、やり直しはきかないかもしれませんが、いい時もありましたよね。人生、捨てたもんじゃないですよね。年をとるのは自分だけじゃありません。みんな一緒です。今の若い人達も何十年か経てば、みんな老人になります。胸をはって年をとりましょう。
そして大きな声で言ってやるのです。
「昔は俺も(私も)若かった」ってね。