2016/11/29
日帰りで、箱根まで、“紅葉狩り”に行ってきました。本当は、京都まで行きたかったのですが、遠いし、混雑が予想されたので、少し近い所にしました。
駅伝で有名な道路の周りは、自然のままの状態で、ほとんどが「黄色」でした。人工的に植えられた「紅い楓」がないのです。京都とは全く違う光景に驚きました。大分前に行った、永観堂の「赤」も素晴らしかったのですが、箱根の「黄色」も、なかなかのものでした。
やっぱり、葉が落ちる「広葉樹」の森は豊かですね。野生のイノシシもいっぱいいるそうです。途中、スギ林がありましたが、太陽の光が遮られて、真っ暗でした。材木としてはいいのかもしれませんが、「針葉樹」は面白くありません。
実は、箱根行きの、もうひとつの目的は、美術館でした。
伊藤若冲の絵と、鍋島焼です。どちらも、すばらしいものでした。江戸時代の文化の高さに感心しました。作家の魂が感じられます。複製はダメです。偽物など、もっての外です。
さて、紅葉は昔と同じなのでしょうか?
それを眺める人間はどうでしょう?
精神的な豊かさで負けてないでしょうかねえ。
ちょっとだけ、不安になりました。