経歴
- 新潟大学医学部卒業
- 医学博士
- 新潟大学第三内科勤務(昭和62年まで)
- 新潟市民病院消化器科医長(平成4年9月まで)
- 藤田内科消化器科医院開業(平成4年10月)
- 新潟市医師会顧問(令和2年7月から)
資格
- 日本内科学会認定内科医
- 日本消化器内視鏡学会専門医
モットー
病を見るより、人間を診ることを心がけております。
内視鏡検査(鼻から・口からの胃カメラ)・エコー検査(腹部・頚動脈)など、多彩な検査が受けられます。 新潟市・藤田内科消化器科医院 国道8号線「中善久交差点」近く
病を見るより、人間を診ることを心がけております。
形成外科 & 内科・消化器内科
私は、内科(消化器内科)と外科(形成外科)の両方を専門とする、世にも珍しいハイブリッド・ドクターです。内科医として胃や腸など「体の内側」を治療し、形成外科医として皮膚や筋骨格など「体の外側」を治療します。
大学病院を拠点として、首都圏や新潟の様々な病院に出向し、高い技術や知識を学んできました。科を問わず「何でも相談できる医師」であるために日々研鑽しています。
2022/07/01
前回、「今が一番」と書きましたが、それがずーっと続くといいですよね。最近、「平均寿命」だけでなく、「健康寿命」という言葉を耳にします。「平均寿命」は、何歳まで生きられるかの予測値ですが、「健康寿命」は?というと、難しい。
そもそも、“健康”とは何か?という疑問が沸いてきます。
高血圧や糖尿病があっても、本人が元気だと思えば“健康”?
癌があっても、本人が知らずに過ごしていれば“健康”?
薬を飲み始めたら、“健康”じゃない??
「風邪」を引いた時や「二日酔い」の時はどうなの??
という訳で、“健康”かどうかの基準は難しく、曖昧なのです。
そこで、国は、“健康な状態”を、『日常生活に制限がない状態』と定義し、「国民生活基礎調査」で、次のように質問し、その結果から、「健康寿命」を算出しました。
質問(1):あなたは現在、健康上の問題で日常生活に何か影響がありますか?
→回答:「ない」:健康。
「ある」:不健康。
質問(2):あなたの現在の健康状態はいかがですか?
→回答:「よい」・「まあよい」・「ふつう」:健康。
「あまりよくない」・「よくない」:不健康
あなたは、どう答えますか?難しいですよね。
そうやって集めたデータを基に「健康寿命」を算出した結果、2016年の調査結果では、男性:72.14歳、女性:74.79歳でした。平均寿命と比べると、男性は約8年、女性は約12年、短いという結果でした。言い換えると、男性は最期の8年間、女性は最期の12年間、誰かのお世話になる(若い人達がお世話をする)ということです。
いかがですか?「健康な期間」が短く、「不健康な時間」が長く感じませんか?75歳を過ぎたら、「不健康」みたいに思えますよね。
若い人達は、そんなに長く親の世話をするの?
高齢者は、自分はそんなに長く家族に迷惑はかけたくない。
と思うのではないでしょうか?
でも、数字の上からは、これが現実なのです。
だから、「ピン、ピン、コロリン」が望まれるのです。
こんな数字に負けないで、死ぬまで元気に働きましょう!
できることは何でもしましょう!
死ぬまで、「私は健康だ!」と言ってやりましょう!
でも、どうしても助けが必要になったら、素直に「お願いします」と頼めばいいのです。今まで、あなたは十分に頑張ってきたのですから・・・。