内視鏡検査(鼻から・口からの胃カメラ)・エコー検査(腹部・頚動脈)など、多彩な検査が受けられます。 新潟市・藤田内科消化器科医院 国道8号線「中善久交差点」近く

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新潟市医師会 済生会新潟第二病院 新潟臨港病院

院長コラム

コロナ、戦争、どっちが嫌?

2022/02/28

昨年、90歳を超えた患者さんが来院した時、「新型コロナが流行っている今と、戦争中(第二次世界大戦時)と、どっちが辛いか(嫌か)?」尋ねてみました。答えは、「戦時中の方がずっと辛かった」ということでした。敵の空襲を受けていつ死ぬかわからない恐怖に比べたら、コロナなんか問題にならないそうです。

現在、日本は新型コロナ(オミクロン株)感染が収まらず、死者も大勢出ていますが、ウクライナはロシアの攻撃を受けて、民間人も含めた死傷者が多数発生しています。おそらく、コロナどころではないでしょう。着の身着のままで防空壕(地下鉄)に逃げ込んだり、隣のポーランドに脱出しています。この寒空の中、さぞかし辛い思いをしていることでしょう。

今回のロシア軍の攻撃をみていると、最初にミサイルやロケット弾を使用するため、攻撃側の死傷者は殆どいません。ゲームの中の攻撃シーンをみているような感じがします。痛みが伝わってこないのです。

一対一で素手で殴り合えば、お互いに痛い思いをします。勝者の方も、「このくらいでやめておこう」という気も起るでしょう。

ところが、近代兵器を使うと、攻撃場所を設定してボタンを押すだけで、大勢の命を奪うことができるのです。直接、相手の痛みを感じることもありません。とても怖いことだと思います。

 最近の子供たちは、ケンカ(殴り合い)をすることも、親や先生から殴られる機会もないようです。結果、殴られる痛みを知らないので、たまに、凶器(ナイフなど)を持つと、限度がわからず、相手を殺してしまうことになります。また、陰湿な“いじめ”で自殺に追いやったりもします。そして、加害者は傷まないのです。

 昔の方がいいとは言いませんが、兄弟や同級生とケンカをすることで、痛さを知りました。今では許されないことですが、学校の先生からゲンコツをもらうこともありました。いずれの場合も、大ケガをさせるようなことはせず、うまい具合に“加減”していたのです。

 相手の痛さを知ることは大切です。まず、自分が経験してみることです。戦争で辛い思いをするのは、一般市民です。どんな理由があるにせよ、ふつうに生きてきた善良な人々を傷つけたり、命を奪っていいはずがないのです。

 「力のある国」、「力のある人」こそ、弱い国、弱い人の痛みを知るべきです。その力を、弱い国(人)を助ける方向に使って欲しいものです。

 ウクライナの人達の苦労を思えば、今の日本での苦労は大したことではありません。じっと我慢して、できることを続けましょう。

 前述の90歳代の方によれば、「戦時中に比べれば、今は、何倍も便利で幸せな時代」なのだそうです。

 ふつうの人が、ふつうに生きられる世界が続くことを願います。
 

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