2022/10/03
「悩みがない人」って、いるのでしょうか?
いたら、うらやましい限りです。
年をとれば悩みがなくなるかと思えば、そうでもないようです。
90歳近いおばあちゃんが、「この年になればいつ死んでもいいので、悩みがなくなるかと思ったら、そうでもなかった。子供や孫のことが心配だ」とのことでした。
私自身、産まれた時のことは覚えていませんが、幼稚園の頃には、年長組の子供からいじめられたり、いたずらをして親に怒られたりして、それなりに悩むこともあったような気がします。
その後、いろんな本を読んだり、偉い人のお話を聞いたりしましたが、悩みが消えることはありませんでした。
これからも、ずーっと悩んでいくのだと思います。嫌ですねえ!
私だけではありません。当院の患者さんをはじめ、私が出会った人達は、皆それなりに悩みを抱えていました。
お金持ちでも、病気とは関係ないような若いスポーツマン(ウーマン)でも、美男・美女でも、・・・です。
どうしたらいいのでしょうね?
おそらく、その道のプロの方々(宗教家、心理学者、哲学者など)は、そのような問題を追及し、答えをお持ちなのだとは思いますが、私達一般人に理解ができて、実践できるかというと、疑問ですね。
という訳で、テレビのセリフではないですが、「悩みは誰にでもあるんじゃい」という“開き直り”と、「死ぬまで悩む」という“あきらめ”が必要かもしれません。
ただ、ひたすら我慢する、というのもありです。
カッコよく戦ってみる時期があってもいいでしょう。
そして、最後には、「悩みがあるのは当たり前」と受け入れて、
うまく付き合っていけるようになれたらいいですね。
生きていくって、本当に大変ですよね。
それでも、私達は“選ばれて生を受けた者”ですから、
一緒に頑張りましょう!