2023/03/03
そもそも、「気」とは何でしょう?
病気、元気、空気、景気・・・。「気」の付く言葉はいっぱいあります。なんとなくわかったようで、わからない。
ふつうに考えると、「気持ち」でしょうか?気の持ちよう(考え方)次第で、元気にもなれるし、具合が悪くなることもあると。
「風邪をひいたけど、気合で治しました」と言う若い男性がいました。そうかと思えば、検査結果で異常はないのに、「きっと自分は病気に違いない」と思い込んで、苦しんでいる方もいます。
患者さんの訴えで難しいのは、「痛い」「苦しい」という表現です。なかなか数字で表せません。本人もうまく伝えられないし、こちらもなかなか判断できない。「死ぬほど辛い」と言われても、誰も死んだことがないのでわからない・・・。
一般的には、ものすごく大変なことが起こった時や、楽しい時は、痛みや苦しみは軽くなる(忘れてしまう)ようです。
「耳鳴り」がいい例ですね。いつもジージーなっていても、何かに熱中していると気にならない。
まあ、こんなようなことをひっくるめて、『病は気から』と表現しているのでしょう。
その語源は、中国最古の医学書の中にある『百病は気に生ず』といわれています。本来の「気」の意味は、体内を巡る生命エネルギーそのものを表し、生命エネルギーの乱れが病気の原因になる、と考えられていたようです。
まあ、難しいお話は置いといて、
どうせ人生は一度きり。好きなことをして、好きなものを食べ、
笑って過ごしていれば、元気になれる!
これですね。