2024/08/02
パリ・オリンピックが始まりました。
日本選手のメダル獲得に沸いていますが、一方で悔し涙を流した有力選手も少なくありません。
私達一般人は、「その種目が好きでテレビ観戦する場合」と、
「オリンピックの時だけ“にわかファン”になって、日本選手を応援する場合」があると思います。
後者の場合、日本選手がメダル(できれば金メダル)を獲る瞬間を観ながら、いい気分に浸りたいと思うのは当然です。
すでにメダルを獲得した競技が多数あるので、私もその時は気分よくテレビ観戦し、その後のスポーツニュースでも勝利の余韻に浸りながら、幸せな気分になれました。
一方で、メダルを期待した選手が負けてしまうと、悔しいし、悲しい気持ちになります。そこに不可解な判定が関係している場合には、審判にも腹が立ちました。
そこで、ふと、思いました。
「絶対に勝つ選手(チーム)などいない」という、当たり前の事実です。日本選手を応援するのは勝手ですが、勝利(メダル)まで期待してはいけないということです。マスコミが、勝手に金メダル候補などと持ち上げていた選手が、プレッシャーに負けて、ふだんの実力を出し切れずに敗退し、可哀そうなくらいに叩かれたりすることがあります。本人が一番悔しいし、辛い筈なのに・・・。
ですから、観る(応援する)側も、負けることも想定し、一緒に悲しみ、悔しがる覚悟の上で臨むべきだと思うのです。
たかがテレビ観戦で大袈裟と思うかもしれませんが、世界を相手に戦っている選手のことを考えると、単なる娯楽番組とは一緒にできない気がします。
勝ったひと、負けたひと、すべての選手にエールを送り、敬意を表したいと思います。
感動をありがとう!