2014/08/20
お盆休みを利用して、スペイン旅行に行ってきました。マドリードからグラナダ、そしてバルセロナと廻ってきました。とにかく暑くて、毎日歩いてばかりで、疲れました。
さて、その中身はというと、あまり印象に残っていないのです。いくつもの大聖堂や 絵画を観てきたのですが、みんな同じようでした。ただひとつ違ったのは、ガウディによるサグラダファミリアでした。外観は写真で何度か見たことがあり、“変な”建物であることは知っていました。本物も“変”でした。驚いたのは、中身です。他の聖堂とは違って、光で満ち溢れていました。そして、柱が枝分かれして、まるで森の中にいるような気分になりました。建築学科の教授が学生時代のガウディを評して、「彼は変人か、天才か、どちらかだ」と言ったそうですが、まさにその通りの作品です。いい加減そうに見えて、実は計算しつくされているのです。どうして倒れないのか、不思議なのです。
もうひとつ驚いたのは、グラナダでは今でも「シエスタ」という長い昼休みを取っていることです。夕方5時くらいまでお店が閉まっているのです。日本では信じられません。いくら暑くても仕事はするでしょう。そういえば、オリーブ畑で働いている人はひとりもいませんでした。収穫期以外は何をしているのでしょう?国民性の違いといえばそれまでですが、早朝(夜中)から働いている枝豆農家の方々と比べて、あまりの違いに驚きました。それなのに、夜になるとバール(立ち飲み屋)に出かけて、騒いでいるのです。どうして食べていけるのか、不思議です。
つくづく、私は日本人だと実感しました。働くことが好きで、遊ぶことがヘタで。というより、仕事をしないと不安で・・・。
でも、そんな日本が私は大好きです。