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院長コラム

ガマンについて

2018/09/18

テニスの四大大会のひとつ、全米オープン女子シングルスで、大坂なおみ選手が優勝しました。日本人初の快挙です。

大会中のインタビューでたびたび彼女が口にしていたのは、「ガマン」でした。苦しい場面でもガマンしてラリーを続けたと。特に、決勝戦は、セリーナ・ウィリアムズがラケットをコートに叩きつけたり、審判に対して「嘘つき、泥棒」などと暴言を吐き、観客からはブーイングの嵐で、異様な雰囲気でした。

このような状況にあっても、20歳の大坂選手は、冷静さを失わず、自身のテニスを貫きとおし、優勝しました。りっぱだと思います。

 さて、ここで「ガマン」の意味です(今回は、ちょっと難しい話をします)。漢字では「我慢」と書きます。サンスクリット語:アスミマーナの訳語で、仏教教義では、心の傲(おご)りを「慢」というのだそうです。一般には、「自己を恃(たの)んで他人を軽んずる」という意味で用いられ、「俺が俺が」と自己主張してやまない態度をさすとのこと。

それが、のちに逆転して、自己主張を抑えることを「我慢する」ということになったのは不思議ですね。

 ところで、「ガマン」を英語でいうと「patience(ペイシャンス)」です。他にもいろいろありますが、大坂選手はこの英語を使っていました。その形容詞にあたる「patient(ペイシャント)」が、名詞としても使われて、「患者」(語源はラテン語で、「耐え苦しんでいるもの」の意)を表すのは、理解できますよね。

 本来の意味である「慢(自己の傲り、自己主張)を捨てて、他人の立場を理解し、尊重して行動する」というのは大事なことだと思います。

怒りがこみ上げてきても、「ガマン」、「我慢」!
 

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