2019/09/24
日光の「田母沢御用邸記念公園」に行ってきました。
大正天皇の御用邸です。
中核となる建物は、紀州藩徳川家江戸中屋敷の中心部分で、
1872年(明治5年)に皇室に献上され、赤坂離宮となりました。その後1898年(明治31年)に解体され、日光に移築されました。敷地には、小林家別邸が建っていて、1918年(大正7年)から大規模な増改築が行われ、1921年(大正10年)に完成しました。というわけで、江戸・明治・大正時代の建築様式や技術をみることができます。
部屋数は106室で、奥向きが23室、臣下向きが83室というとても大きな建物で、迷子になりそうでした。11,900坪という広大な敷地のお庭も含め、すべてがすばらしいものでした。
お風呂屋やトイレなど、ふだん目にすることがない部署まで公開されていて、とても参考になりました。それと、天皇ご夫妻をお世話するための多くの臣民がいたことに驚きました。今の皇室とは比べ物にならない規模だったようです。
京都御所や皇居とは違った、すごさを感じました。