鼻から・口からの胃カメラ、大腸カメラ、エコー検査(腹部・頸部)などの多彩な検査が受けられます。新潟では珍しい形成外科もあります。新潟市・藤田内科消化器科医院 国道8号線「中善久交差点」近く
専門医基本19診療科の1つです。ひとことで言うと、「体表に表れた色、形、動き、においなど」の異常を、正常へと治すことを目指す外科系診療科です。したがって、既存の診療科の枠組みにとらわれず全身のあらゆる部位の、皮膚、皮下組織、筋肉、骨などを治療対象とします。具体的には、手足や顔のケガ、生まれつきの異常、できもの、加齢による変化、色や形の異常、床ずれ、顔面マヒ、、などがイメージしやすいと思います。新潟には、形成外科専門医が少数しかいません。
当院では、美容外科手術も行っていますが、美容外科は、病的とはいえない外見の状態を、理想の状態に近づけることを目的とします。
代表的なものを紹介します。治療対象は載せきれないほど多いので順次更新していきます。困った症状があればお気軽にご相談ください。
・0歳のお子さんからご高齢の方まで全年齢対象です。
・ケガのキズあとや後遺症のフォローも行います。
・ケガやヤケドを負った場合は、
まず医院へご連絡(025-379-1288)下さい。
頭のてっぺんから足の先まで全身を対象として、皮膚や、皮下のしこりなど、体の表面からみえる様々なできものや異常が対象です。多くの場合は、見た目や触診などで診断できます。深いところにあるできものは体表からは分かりづらいので、体表エコー検査を併用して、診断の精度をあげます。ほとんどのできものは、切除により治癒が見込めます。
当院では皮膚ガンの診断、治療例もあります。
できものが大きくなってきた、血が出る、痛みがある、など異常を感じたら受診をおすすめします。
皮膚ガン、色素性母斑(ホクロなど)、表皮嚢腫(粉瘤)、脂肪腫、ガングリオン、ウイルス性いぼ、脂漏性角化症…など無数にあります。
できもの以外にも、皮膚色の変化(赤、黒、茶アザなど)、かゆみ、ブツブツ、湿疹など、皮膚の異常はたくさんあります。内臓の病気が皮膚病として出現することもあります。外観や経過で診断がつかない場合は皮膚生検(組織を採取して顕微鏡で観察する)を行い、内服、塗り薬を中心に治療を行います。
▶眼瞼下垂症
加齢、神経の病気、ケガ、花粉症やアレルギーで目をこする、コンタクトレンズの装着など、さまざまな原因により、うわまぶたが下がって視野障害がでる病気です。診察を行い、基準を満たしていれば保険診療が適用されます。
~代表的な原因と治療~
⇒皮膚のたるみ強い場合は、たるんだ皮膚を切除する必要があります。眉毛上、眉毛下、重瞼線(ふたえの線)の3か所のうち、最も適切な部位で切除します。
⇒重瞼線を切開して、ちぎれた、あるいはちぎれた腱膜を前方に引き出して修復します。
⇒ミュラー筋タッキング、筋膜移植術、などで視野を回復します。
▶さかさまつげ
⇒まつげが内側に生えて眼球に接触し、チクチク感を出す病気です。まつげが眼球に接触しないように、まつげを外反させる手術で治療できます。下まぶたのさかさまつげは、先天性(うまれつき)の方が多く、その場合は目頭よりによく発生します。
⇒まつげの生え方の異常ではなく、下まぶたを支える組織の異常でまつげが眼球に接触する病気のことです。その場合は目の中央のラインを中心によく発生します。その場合は下眼瞼牽引靱帯前転という手術で改善が期待できます。
▶美容目的
・ふたえにする、目を大きくするなど美容目的の場合は、自費による手術が可能です。埋没法や切開法、内眼角切開などを行います。
爪が横方向に食い込んで化膿し、痛みを出す爪の病気です。早めの手術をおすすめします。
⇒爪の横幅を少しだけせまくして食い込みをなおす方法で症状を改善させます。
爪を正面からみて、円を描くように巻いている状態をいいます。巻き爪単独では痛みを出すことはあまりありませんがグルッと一周するほど巻いてしまうと痛みがでます。ここまでくると爪の下にある爪床や骨まで変形していることがあるので、爪を一旦除去して、爪の下の変形も治療します。
※爪を広げる矯正器具がありますが、残念なことに爪矯正に保険は適用されず、自費診療です。(当院では、第1趾は~5,500円、第2-5趾は~3,300円で行っています)。
足の裏によくできます。皮膚の一部が硬く厚くなった状態をタコ、その中でさらに硬い芯ができて痛みを出す状態をウオノメといいます。厚く硬くなったところを削り、芯がある場合は芯まで削り取ります。
顔面神経麻痺による、まぶたや顔面のたれさがり、ひきつれ、などを改善させます。専門性が高く、一般論を述べるよりは、個々の状態に応じたオーダーメイドの治療を提案します。保険が適用されます。
赤くミミズ腫れのようになったキズ(肥厚性瘢痕)や、もともと負ったキズの範囲を超えてミミズ腫れが広がったキズ(ケロイド)などが保険での治療対象です。肩まわり、胸、下腹部などに好発します。瘢痕を切除し、Z形成法やW形成法といった特殊な方法で治療します。
▶ワキ汗(原発性腋窩多汗症):塗り薬があります。重度の場合はボトックス注射で9割方の発汗を抑えることができます。
▶手汗(原発性手掌多汗症):最近、新しい塗り薬が開発されました。寝る前に塗布すると、翌日の手汗が抑えられます。
・アポクリン腺が分泌する成分と皮膚の菌が反応してニオイを生みます。腋臭症は、体質的に耳垢が柔らかい人によく起こります。物理的にアポクリン腺を除去することで治療できます。
⇒反転剪除法:ワキにもともとある前後方向のシワを4-5cm切って、皮膚を裏返してアポクリン腺を目視で除去する方法です。最も効果が高いです。
・筋肉のけいれんやこわばりを起こしているところや脇の多汗部に直接注射し、その作用を弱める注射です。筋肉のけいれん、こわばりに対して注射するとその症状が和らぎますし、重度のワキ汗に対して注射すると発汗が著明に抑えられます。
・効果は数日で現れ、およそ4~6か月持続します。
当院で実施している保険適用疾患は下記となります。
1. 眼瞼けいれん
2. 片側顔面けいれん(顔面神経麻痺など)
3. 重度原発性腋窩多汗症
★1.IPLを用いたシミとり/美肌治療・脱毛治療★
▶どのような治療ですか?
・様々な色素に反応する光を照射することで、皮膚の代謝を促進し、シミを追い出しつつ、皮膚を若返らせる光治療のひとつです。顔面への照射をフォトフェイシャルといいます。手などにも照射できます。
・端子を脱毛用にかえることで、脱毛も可能です。
▶どのような効果がありますか?
効果:シミを薄くする、くすみを取る、皮膚のキメを整える、皮膚を若返らせる、などの効果があります。また、赤ら顔や毛細血管拡張や老人性血管腫(赤い小さな点)などの血管性病変にも効きます。さらに、脱毛用に反応する光を応用して、脱毛も可能です。顔面、四肢、体幹、VIOなど、全身に適用可能です。
▶仕組み
似たような治療としてレーザーがありますが、レーザーは黒い色素や赤い色素など、1つの波長を一点強化で増幅した光を照射することで色素を破壊する治療です。
一方で、当院のIPL機器は、色々な波長の光を含んでいるため、様々な効果が得られます。当院で使用しているIPL機器は、黒い色素(シミなど)、赤い色素(毛細血管⇒赤ら顔)に反応する光を強化しつつも、他の波長の光もなだらかに含んでいます。その色素に反応して発生する熱により、皮膚の代謝が促進され、コラーゲン生成を促しつつ、古い皮膚を余分な色素ごと浮かせて、奥にいる若々しい皮膚を表面に呼び起こすので、「若い皮膚が表面に出る=皮膚が若返る作用」があります。当院のIPL機器は、照射端子が冷却装置にもなっており、光がでる先端が常に約8℃に維持されていますので、皮膚に優しく、照射時の痛みも軽減されます。したがって、冷却ジェルの塗布が不要です。
▶ダウンタイム
IPLはダウンタイムが極めて短く、照射後しばらくは顔がほてった感じがしますが、すぐにメイクをしていただいても差し支えないほど皮膚の負担は軽いです。よく効いた部位は、数日後に黒いススのようなものが浮いてきて、それが1週間程度で自然にはがれてシミが薄くなる、という目にみえて効果を感じることができます。照射直後は特に、日焼け止めを塗ったり帽子をかぶるなどして直射日光を避けるようにして下さい。
▶照射間隔
・シミ治療・美肌治療は1~2か月ごとに3回がおすすめです。その後は、2~6か月ごとに照射すると効果が維持されます。
・脱毛治療は、4週間ごとの照射がおすすめです。照射ごとに毛量が減っていきます。通常は5回照射でかなり減りますので、6回目以降は半額にします。
▶合併症
・照射時は、輪ゴムでパチパチと弾くような痛みがあります。まれに、光に対するアレルギーが出ることがありますが、通常は塗り薬でよくなります。
・あらゆる照射脱毛治療において、硬毛化といって脱毛部位からたまに硬い毛が生えてくることがあります。
▶ご準備・備考
・シミ・美肌治療の場合は、メイクや日焼け止めを落とした状態で受診していただきます。残っていれば拭き取らせていただきます。
・さらに脱毛の場合は、前日または当日に、脱毛をしたい部位の剃毛をしてからの受診をお願いいいたします。
・照射は、医師、看護師が行います。
・照射について男性女性の希望があればおっしゃって下さい。女性のVIO部位への照射は看護師が行います。
▶費用(税込)
●シミ・美肌治療の費用
・顔全体に照射:
3回目まで:19,800円/回
4回目以降:9,900円(前回の照射から180日以内)
16,500円(180日以上あいた場合)
・顔以外(手や首など)の部分照射:2,200~9,900円
(個数によります)
●脱毛治療の費用
・「1.顔+首」「2. 四肢体幹」「3. VIO」
の3つに大きく分けて費用カウントします。
1回あたりの料金は下記の通りです。
・6回目以降は、1回あたり30~50% offの金額
(割引は、前回の照射から180日以内に限ります)
1. 顔+首(ヒゲ含む):19,800円/回
2. 四肢体幹すべて(VIO除く):49,500円/回
※上肢、下肢、体幹の部分照射は下記の通りです
・両上肢:16,500円/回
・両下肢:24,200円/回
・胸腹背部:24,200円/回
3. VIOすべて:16,500円/回
・V, I, O:各6,600円/回
★2.自費ボトックス注射によるシワ取り★
自費注射用のボトックスを用いて、下記の治療も行っています。顔面のシワは皮膚のたるみの他、表情筋の過剰な力によって作られるので、その力を弱めるとシワも薄くなります。
▶費用(税込)
・おでこのよこシワ ~16,500円
・眉間のたてジワ ~16,500円
・目じりのシワ ~9,900円
・オトガイ部の梅干しジワ ~13,200円
・エラ(咬筋) ~29,700円
★3.美容外科治療★
A.重瞼手術
A-1.埋没法:まぶたに糸を埋め込み、ふたえを作ります。比較的自然に、ふたえの線を作ることができます。糸を1か所に埋め込むだけでご希望の形が作れる方もいれば、数か所に埋め込む必要がある方もいますが、それぞれの必要十分量の埋没を行います。
費用:両目で~66,000円 片目で~44,000円。 (1年以内の追加手術は~5,500円。1年以上経過した場合の再手術は、再手術の必要度により上記費用から割引します。)
A-2.皮膚切除法:皮膚を切開して、線を作る方法です。皮膚や皮下組織(脂肪、眼輪筋)を切除できるので、腫れぼったいタイプの目に対して特に効果的です。
費用:両目~220,000円 片目~132,000円。 (1年以内の追加手術は~5,500円。1年以上経過した場合の再手術は、再手術の必要度により上記費用から割引します。)
B.嚢状眼瞼(下まぶたのたるみ):したまぶたがボコッとふくらみ、クマのようなものができる変形です。多くの場合は、目の脂肪をささえる膜がゆるむことにより起こります。たるんだ目の膜を引き締める(修復する)ことでふくらみを抑えることが基本ですが、同時に余分な脂肪を切除する場合もあります。まつ毛のすぐ下の皮膚を切る方法(睫毛下切開法)、結膜を切る方法(経結膜法)、があります。多くの方は、したまぶたが膨らむと同時に、ちりめんジワと呼ばれる細かい網目状のシワも並存しており、その場合は皮膚切除が効果的なので、睫毛下切開法で、たるんだ膜を修復すると同時に皮膚を切除することで皮膚を伸ばしてたるみとシワを同時に治療できます。経結膜法は皮膚をきらないので必然的に皮膚のシワを治療することはできませんが、表からはキズが一切わかりません。ただし、睫毛下切開法も一般にそれほど目立つキズにはなりません。
費用:睫毛下切開法 両目~220,000円 片目 ~132,000円
経結膜法 両目 ~198,000円 片目 ~110,000円
▶顔面のたるみ
加齢により、皮膚はもちろんのこと、皮下の脂肪や表情筋を含んだ層もたるんできます。たるんだ箇所を切るのではなく、耳前部や頭皮など、切っても目立ちにくいラインを切って、たるんだ皮膚を切除したり、たるんだ皮下組織をひきあげて固定することで、あらゆる顔面のシワやたるみを修正します。人間の顔は「仰向けになると10年若返る」と言いますが、仰向けになってみて、耳の前に皮膚のたるみがでている方は、それだけ皮膚がたるんでいることを意味します。小さく切開して、糸を用いて引き上げる方法もありますが、皮膚のたるみは物理的に皮膚を切除するのが最も効果的です。術式は多様で、ケースバイケースです。
費用:
・顔の上半分(まぶた、目じり、おでこ) 左右両側 ~275,000円
・顔の下半分(したまぶた、法令線、あご下) 左右両側 ~275,000円
※追加手術が必要となった場合は期間や程度に応じて上記から割引します。
▶ヒアルロン酸注入
・ヒアルロン酸を注入することで、顔面の凹凸を調整できます。当院では、やわらかいヒアルロン酸、かためのヒアルロン酸を用意しています。当院では、注入のメリットが大きいと判断したときのみお勧めしています。
費用:いずれも~45,000円/1cc